事実は小説よりも奇なりと申します

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つくばの街には、ロケットがその中心にそびえ立っています。化学万博の名残です。池に映るロケット、その上を水鳥が優雅に行き交います。つくばならではの後継です。


 本当かどうかわからないのですが、面白い話がいくつかあります。

 以前、日本政府が平壌に乗り込んだときのことです。
 日本政府に割り当てられた部屋には、どの部屋にも隠しマイクがあって、会話は逐一盗み聞きされる、そういう環境におかれたというようなことを聞いたことがあります。
 ですから、会談の進め方、こちらの出方など、筆談で行い、万が一、隠しカメラもあった場合に備えて、その紙面が写し取られないよう随分と苦労したと言います。

 誰かが、いたずらで、「うなぎの蒲焼が食べたくなった」と、隠しマイクに言ったそうです。
 そしたら、翌日の昼食に、「蒲焼」が出てきたと言います。
 北朝鮮人というのは、案外お人好しなのかもしれないとそこにいた皆が思ったと言いますから、愉快なことです。

 北朝鮮人はお人好しかもしれませんが、隠しマイクの設置が容易に露見するところに設置するなど姑息なことをするようでは国際社会ではやっていけません。

 いつだったか、アメリカのホテルを中国資本が買収しました。 
 そこは、歴代アメリカ大統領が宿泊する由緒あるホテルであったのですが、中国資本が買収したことで、アメリカ政府はそのホテルの利用を中止しました。
 理由は、国家機密が漏れる危険性があるというのです。
 つまり、盗聴される可能性が高いということです。

 国家間の秘密のやりとりというのは、しかし、極めて大切なことです。

 例えば、太平洋戦争開戦前、ワシントンの日本大使館の通信は、アメリカの特殊機関によって、すべて傍受されていました。時には、東京に送る秘密文書など、意図的に遅らせるそんな技術的な工作もしたと言います。
 ですから、野村大使がハル長官を訪問したとき、この時日本政府の最後通牒を届けるのですが、ハル長官はすでに日本の戦争開始を知っていたというのです。

 さらに、戦時中は、ほぼ無傷の零戦を確保し、内密にその性能を探査、零戦に対抗しうる戦闘機の開発を行ったと言いますし、南太平洋で沈んだ日本の駆逐艦からは密かに海軍暗号機を奪い取り、山本長官機の撃墜に使われたなどと言われています。
 さらに、ミッドウエイ作戦では、日本海軍の通信傍受から、機動部隊の航路、編成、作戦日程までつかんだと言いますから、国家が国家に勝つためには、巧妙にして精緻な情報収集を行うのは当然のようになされているということです。

 いつだったか、まだソ連がまだあった頃の話です。
 北海道の漁船がオホーツク海でソ連の警備艇に横付けされて、しばらく停船していたと言います。それをアメリカが察知し、共産圏への輸出を規制したココム違反であると日本政府にクレームをつけてきたというのです。
 調べてみると、日本の漁船は、ソ連の警備艇に大量のビデオデッキを贈り、カニの漁獲量に多少の融通があったと言います。
 漁船員たちは、ロシアではビデオが作れないのだとか、きっといかがわしいビデオを楽しみにして見ているに違いないと悠長なことを言っていたと言います。

 しかし、実際は、そうではないのです。
 日本のビデオにはカセットテープを一定の速さで回すために、真円に近い小さいベアリングが使われていたのです。
 ですから、日本のビデオはどんなに酷使しても、常に、ビデオテープを一定の時間で正確に回し、いい映像を映し出すことができたのです。
 で、ソ連では、この優れたベアリングを得るために、そして、それを目標に的確に到達するためのミサイルのジャイロに使用するために、ビデオデッキを必要としたというのです。

 ソ連製のミサイルの心臓部には日本の技術が使われていたという恐ろしい話になりました。

 キッシンジャーというニクソン時代の補佐官がいました。
 今もアメリカの対中国政策では影響力を持っている人物です。
 彼が、南アジア訪問を行いました。なんと言うこともない訪問ですが、補佐官の訪問にアメリカのマスコミは同行をしなくてはなりません。なんと言うこともない訪問ですから、記者たちは旅行気分です。

 ネパールだかそこらで、キッシンジャーが体調を崩します。
 今日から三日間、安静のため、公式活動は延期とすると発表がありました。カトマンズにいても面白くない、バンコクあたりで遊ぼうと言うわけで、多くの記者も休暇に入りました。

 三日後、キッシンジャーは元気になって、公式活動に復帰、アメリカに戻って行ったのです。
 しかし、この三日の間、カトマンズには中国から1機の飛行機が飛来し、キッシンジャーは北京に飛び、周恩来とニクソン訪中の段取りをとっていたのです。
 極秘というより、隠密なる行動です。

 今回もそれに近いようなことが北朝鮮との間であったようです。
 
 世界は、人をたぶらかし、裏から手を回し、あれやこれやとやるのです。
 政敵だからと、猛毒を引っ掛けて、それも外国で殺害するような国もあるのです。

 さて、日本はというと、どうも上に何かがつくくらいの「正直もの」のような気がしてなりません。

 帝国ホテルに隠しマイクがあるということも、迎賓館からは通信が取りにくいという話も聞いたことがありません。
 アメリカからは言い値で高額な武器を買っています。
 中国など、設計図を盗み取って、同じようなものを平気で作り出しています。盗み出したのですからそれに要した金額などたかが知れています。日本の731部隊を批判しながら、みずからは74125部隊で設計図をかすめ取っているのですから呆れます。

 でも、日本には日本の道があります。
 きっと、日本政府はもっとすごい手を使って、一切合切、誰にも知られぬようにことを運んでいるに違いないと、私思っているんです。

 事実は小説よりも奇なりと言いますから。




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