日本の今の社会のありようこそを大切にしなくてはと

o4ulebd64gbdnd83qi
道と並木と空と雲と。たったこれだけのものが素晴らしい光景と思えるんです。ごく普通のことのありがたさを考えて見るといいです。不平不満だけではは先行きは見えません。



 護衛艦に乗ったことがあります。

 そのスピードに驚き、護衛艦と護衛艦が並進しているその間に潜水艦が突如、鯨のごとく浮上してきて拍手喝さいをしたこともあります。
 呉で潜水艦部隊の見学をし、潜水艦救難母艦「千代田」に乗りこみ、茨城県出身の士官から丁寧な説明を受けたのはつい先ごろのことです。

 海軍のことを研究している私には貴重な、心ときめく体験ではありました。

 前者は取手の学校のおり、後者は土浦の学校のおりのことでした。
 土浦の学校時代には、百里基地の航空閲兵式典にもいかせてもらいました。
 いづれも、防衛大学校や防衛医科大学校に進学者を出したおかげで、その学校で教師をしていたことで招待を受けたものでした。

 そうそう、富士の演習場で、毎年実施される「富士総合火力演習」にも行かせてもらったことがあります。腹の底に響く大砲の発射や一○式戦車の展開、普通科兵の作戦行動など素晴らしい訓練の様子を見て、甥っ子もこうした訓練をしていたのだと感心したものです。
 これは、自衛隊にいる甥っ子の親が手続きをして、行かせてもらったのです。

 近々、私、土浦にある霞ヶ浦駐屯地で自衛隊のヘリの試乗をすることになりました。

 これは私の教え子の親御さんが手配をしてくれたものです。
 この親御さん、元航空自衛隊の航空管制官であった方なのです。先だっても、我が宅に来られて一緒に食事をしたのですが、今は、とある会社のCEOとしてアメリカで仕事をしています。

 その方が、自衛隊OB関連の行事として行われる特別試乗に私を誘ってくれたのです。

 私が『Zの旗の下で』をテーマに、海軍のことを調べているのは、日本の近代化に海軍の技術取得とその活用、そして、組織論としての海軍のことが欠かせないからなのです。
 その成果として『風の島』と言う作品が生まれてきました。
 一冊の本として出版できたことは、私にとって大いなる名誉だと思っているのです。

 ちょんまげを結い、刀を差していた国が、世界にのして行けたのはこの海軍力があったからにほかなりません。
 国は、最先端の卓越した技術を持ち、それを稼働させていく修練を怠りなくやっていくことが、国の独立と尊厳を保つために不可欠なことであるのはいうまでもありません。

 尖閣に定期便のように嫌がらせにやってくる海警局の公船も、中国やロシアの軍用機も、接近を察知され、行く手に海保の巡視船や空自の二機編隊のスクランブル戦闘機があれば、日本には容易に攻め込むことができないと、きっと思っているはずです。
 ほぼ、百パーセントの確率で、海保も自衛隊もそれを行なっているのです。 

 もし、そんなこともできないのであれば、中国公船は東京湾にもぬけぬけと入ってくるに違いありません。さほどのことは大げさとしても九十九里沖にその姿を見せてくるはずです。中国機やロシア機も排他的接続海域を無視し、領海領土に平然と入ってくるはずです。

 それは、南シナ海での中国のありようをみれば容易にわかることです。

 ですから、自衛隊員が活動する現場に出かけて行って、習得された技術そのものを見て安堵するとともに、自衛官の方々のそれぞれの部署での活動も拝見させてもらい、国を守る組織としての自衛隊に随分と感謝をしているのです。

 まぁ、そうは言っても、国には多くの人が暮らしていますから、基地問題とか、騒音問題を抱えている人々もいますし、思想的に日本が軍備を持つことに異論を唱えている人もいます。
 それは至極当然のことであると思うのです。

 もし、日本がそうした意見を抹殺して行けば、日本は過去の苦い経験を忘れ、同じような過ちを犯す国になってしまいます。

 しかし、こんな新聞報道を見て、ちょっと首を傾げたのです。
 ブルーインパルスは航空法違反である、という訴えが起こされたと言うのです。

 見る側にとってみれば、あれは航空ショーであり、編隊飛行の素晴らしさと卓越した操縦技術の圧巻の様子なのです。
 行う側にすれば、自衛隊のパイロットの高い技術を見せることで、これだけの技量を持ったパイロットが日本にはいるのだから、そうそう簡単に攻め込んでいくわけには行かないと言う抑止力を高める狙いもあるのです。
 ですから、そういう機会のあるときに、駐在武官や各国の大使館員なども招待して、見せつけるのです。

 そんなわけですから、私などは、ブルーインパルスの活動が航空法違反とは到底思えないのです。

 訴えた市民団体は、航空法91条を出して、住宅密集地の上空にて、国土交通相の許可なく、機体の横転や宙返りなどの「曲技飛行」をすることを禁じているとし、その飛行中止を訴えているのです。
 墜落事故も過去にありましたし、そこに暮らしている人たちはエンジンを最大限に出力して飛行する機の騒音には辟易していることでしょう。

 深夜早朝、はたまた、四六時中、それがなされているのであれば、それは日本がとんでもない危機に際している時でしょう。

 かつて、鹿児島の錦江湾で日本海軍の九七艦攻、九九艦爆、ゼロ戦数百機が飛行して、真珠湾攻撃の訓練をしたと言います。
 頭上数十メートルの超低空飛行です。
 空を埋め尽くす海軍機の爆音とあまりの低空飛行でエンジンオイルの匂いまでしたと言います。錦江湾の漁師たちは漁をやめ、妊婦は不安を覚えたと言います。

 錦江湾周辺に暮らす人々の感想は、一つには「最近の海軍さんなっとらん」、つまり、これだけの騒音を出して、国民を不安にさせるとは情けないと言うことです。
 そして、いま一つは、「とんでもないことがきっと始まるんだ」と言う不安です。
 だって、あれだけの日本の最新鋭の機体がとんでもない訓練に励んでいるのです。しかも、どの機も相当な腕前のパイロットたちです。
 とんでもないことが始まるなら、応援をしなくてはいけないと、人々は機体に向かって日の丸を振り、パイロットたちは翼を振ってそれに応えたと言います。

 まぁ、時代は変わりましたから、そんな昔の話を出されても困るかと思います。

 いろいろな考えの人がいろいろに意見を言っていける日本のいまの社会のありようをこそ大切にしなくては行けないと、つくづく思っているのです。




コメントの投稿

非公開コメント

丹波からありがとうございます

おはようございます

丹波ですか。きっと、いいところなんでしょうね。
関東に暮らしている私など、丹波のことは良くわかりませんが憧れます。

これからもどうぞよろしくお願いします。

同感です。

こんにちは。

今日のご意見に同感です。

一つ価値観だけで行動できる人を時には
いいな~と思う事があります。
しかし、いろんな価値観を認め、
多方面から考えないと独断専行で住みにくい
世の中になるのではないかと思います。
それに、
多様な価値観を持った国々の中の日本ですから
「備えあれば憂いなし」は大切だと思います。
この年になっても何がいいのか迷いながらの日々を送っています。
プロフィール

nkgwhiro

Author:nkgwhiro
ご訪問
ありがとうございます。

《 7/23 💦 Monday 》

🦅ただいま、<Puboo!>にて、『ノボさんのボール』を発信しています。ぜひ、アクセスしてみてください。ダウンロードもお願いします。

<この作品は、ブログ的短編随想集ともいうべきものです。
『不思議の曲<何日君再来>』は、<何日君再来>と言う楽曲が歴史に翻弄される様を綴った短編です。
『独りよがりの香り』は、ARANIS ALWAYS という名の香水にまつわる短編です。
『ノボさんのボール』は、これは自分でいうのもなんですが、発想が面白い作品です。ご堪能ください。>

下の[リンク]欄からアクセスして読むことができます。

❣️<Twitter>では、『ものかき』として、朝と晩『つくばの街であれこれ』の更新情報をつぶやいています。下の[リンク]欄からアクセスができます。

⏬下の[リンク]欄から、歴史小説『一門』『福明と李福』、旅行記『ポーツマスの旅』、また、<水彩画>など、<nkgwhiro>の創作活動にアクセスができます。  

皆様のアクセスを心よりお待ちしております。🙋‍♂️

リンク
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
フリーエリア