メルケルの言葉にそっと耳を傾ける

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今年最後の西洋オダマキの花が一輪二輪小さな花を咲かせました。でも、大切なのは、弱った葉を落とすと、そこには緑鮮やかな新葉があったことです。この葉がしっかり夏の太陽を浴びて、来年もいっぱいの花を咲かせてくれるのです。


 溜まりに溜まったEvernoteの記事を整理しています。

 私は、気になる記事をスットクして、あとでもう一度読むよう心がけているのです。
 そうすると無用に頭に血がのぼることも、それがために、軽々に言葉を発することも防げるのではないかと、そう思って記事を、この有料アプリにストックをしているのです。

 しかし、人の言葉というのは、どんなに気を配ってもトゲがあるものです。

 良かれと思って発した言葉も、時に、相手を傷つけたりもします。
 ネットなどでものを言う時もそうです。
 自分の好き勝手に語った言葉が、自分の意図せぬ形で相手の怒りを買ってしまうと言うこともあるのです。
 とりわけ、政治向きの発言には、そのトゲに毒を持つことさえもあります。政治というのは、自分の主張を通すために、相手を叩き潰す策に人は出てしまうからです。

 だったら、いっそのこと、何も言わないほうがいい、とするのでは困りものです。

 私たちは、言葉を発し、考えを吐露して、時には間違いを諌め、間違いを悟り、そうしてなんとかやってきているのです。
 発言がなくなれば、発展も、進歩も失い、後退をするばかりで、挙句には衰退をしていきます。

 気を使い、配慮し、相手の立場を意識して語る。そうすれば、一度は亀裂が生じても、お互いに理解しあえる環境に持っていけると、私は信じているのです。
 それが人間だと。

 メルケルがアベに秋波を送る、なんて記事がありました。ごく最近のものです。

 秋波とは、美人のすずしい目もとであり、女性が男性の気をひくためにする色っぽい目つきを言います。
 その言葉どおりだかどうだかは私には判断をし兼ねますが、確か、私の記憶では、メルケルはアベノミクスに厳しく対応、日本政府がアメリカにおもねっているとを冷ややかに見、そして、同じ敗戦国として、自国はフランスと和解しているのに、日本は中国韓国と歴史問題で煮え切らないと述べていたはずです。
 それが、遠く離れた国同士ではあるが、親密なパートナーシップを構築したいと言いだしたのです。

 すわっ、新たな「日独同盟」かと、口さがない連中は、二人のリーダーの鼻の下にちょび髭をつけて、揶揄することが目に見えます。

 もっとも、冷静になってみれば、ドイツとて日本と同様の危機感を持っていることが良くわかります。
 第一に、傍若無人なるトランプへの敵対心です。
 トランプは、同盟者に対して、お前たちの面倒はもう見ない、勝手にやりやがれと言っているわけですが、それに対して、まぁまぁそう言わずにと背中を軽く叩くか、テーブルに両手をついてその非を追求するかの違いはあるにしても、同盟国である日独共々困り果てているのは同じなのです。

 さらに、ひたひたと欧州に鉄路を伸ばし迫ってくる国があります。
 ロシアではありません。ドイツにとって、ロシアは経済では屁とも思わない国です。しかし、その先にある中国はそうではありません。圧倒的な物量と経済力で、チャイナの影がドイツにも迫ってきているのです。
 欧州一、安定しているドイツ経済が中国にしてやられるのは許しがたい出来事なのです。

 しかも、ドイツの技術力を模倣、いや、盗んでそれを果たしているのですから、文字どおり、許しがたいことであるのです。

 上海に行くと分かりますが、タクシーのほとんどはフォルクスワーゲンの車です。ちょっと小金を稼いだ中間層はベンツに乗ります。おそらく、ドイツ人は彼の地を訪問して、自国の車があふれんばかりに走っているのを見て気分をよくしていたはずですが、あまりの強引で我欲の強い商売のあり方に嫌気がさしているのです。

 だったら、中国の嫌がらせを受けている日本、そのために多大な金額と時間と人を使っている日本と連携をすれば良いとなったというわけなのです。

 確かに、日本とドイツ、この二つの国の連携は強力です。

 共通点も多々あります。
 どちらも緻密なことを得意とします。何においても緻密にことを図り、ものを作り上げることができます。
 現に、この二つの国が作り出す製品は、優れていて、確かなものが多いのは承知の通りです。

 それに、ある種の「想い」も共有しています。

 それは、アメリカに対する想いです。
 ドイツにとってアメリカはナチスから解放してくれた恩人であり、日本にとっては軍国主義から民主主義へと転換する契機を作ってくれた恩人であるという共通点です。
 空爆で、この二つの国の姿を一変させたアメリカでしたが、同時に、廃墟から国を立ち直してくれた恩人という共通の想いです。

 それが、今、トランプの登場で一つの時代の終わりを見ようとしているのです。

 日本は、アメリカ抜きのTPPを主導し、中国とも対等にしかし温厚に渡り合っています。
 日本が、盲目的対米追従かつ思考停止状態ではもはやないことをメルケルは悟ったに違いないのです。

 いま、そっと、メルケルの秋波に耳を傾けていくことが大切なような気がするのです。





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