オージー・ヒュー

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咲きたての花、それは生まれたての赤子のよう、透き通るような肌合いがなんとも美しい。


 日本の新聞の国際欄、当然のごとく、アメリカと中国が絡んだ記事が多くなります。

 トランプが、不法移民の親子を引き離す、ゼロ・トレランス政策を推し進め、それをイヴァンカが諌めたとか、そんな「人情話」まで記事になります。
 一方、中国はアメリカから経済制裁を受け、南シナ海ではアメリカ海軍の軍艦に手出しもできず、その腹いせか、台風から避難してきたベトナム漁船を強引に排除、何処に正義はありやと「勧善懲悪」的記事も目にするのですから飽きません。
 さらには、北の御曹司が北京に短期間で三度も出かけて行ったことに対して、あれは中朝の関係深化などではない、北京が米朝親密を恐れて、御曹司に釘を刺しているんだと「見てきたかのようなほら話」まで語られるのですから、愉快この上ないことです。

 でも、私が国際欄で知りたいのは、それらの国のすったもんだではないのです。

 私が最も多く訪問し、最も多くの時間を過ごし、大切な者たちが暮らす南半球の孤立大陸オーストラリアなのです。
 しかし、日本の新聞は、あの国をさして重要だとは思っていないようですから、そうそう記事になることがないのです。

 訪日外国人のちょっと鼻が高く、タツーを目立つところにしている人に、お国はと問えば、オーストラリアと答えるはずです。それだけ、多くのオージーが日本にきてくれているにもかかわらず、日本の新聞は実に冷たいものです。

 だったら、こちらからオーストラリアの記事にアクセスをしなくてはなりません。 
 というわけで、面倒くさい横文字を読んでは、情報を収集しているのです。GOKUやLALAがいじめられたり、不法な扱いを受けたら、すぐに行動できるように、私は準備しているのです。

 こんな記事がありました。
 オーストラリアの信頼できるシンクタンク<Lowy Institute>の調査結果の一つです。
 
 オーストラリアにとって信頼できる国はという質問。

 第一は、もちろん宗主国のイギリスです。オージーの先祖の多くがイギリス人であり、私の友人ヒューは、家族はオーストラリア国籍にしても、自分は英国籍のままの頑固者ですから、この調査結果は大いにうなずけるのです。
 そして、第二に、日本が入っているのです。
 英国が90パーセント、日本が87パーセントですから、かなり頑張っています。
 ちなみに、アメリカは55パーセント、中国は52パーセントでした。

 こうなると、私はウキウキしてしまうのです。
 だって、私たちの国で国際欄を埋める双璧の国が圧倒的に人気がないからです。

 <Lowy Institute>の別の調査結果では、オーストラリア人が最も懸念するのは、トランプが米大統領の座に就いていることだというのですから滑稽なことです。
 それに続いて、外国からの政治介入問題、移民問題と続きます。
 ともに、この二つの項目の念頭には中国があります。

 国会議員までもが中国の影響下におかれ、中国に有利な発言をしたということで議員辞職に追いやられましたし、中国からの移民でも、生活のためにやってくるのではなく、中国政府の指示を受けた政治移民、つまり、オーストラリア人をオルグって、政治傾向を変えようというのですから、恐ろしいことです。

 その点、日本からの移民はまったくの個人事情、オーストラリアで暮らしたい、たったそれだけのことですから、きっと、その単純さこそがオージーの気に入っているところではないかと思うのです。

 私のオージーの友人ヒューが言います。
 お前はこの国が好きなのに、どうして、ここに暮らさないのかって。この国は、そういう奴を大歓迎なんだと。

 お前の家を売れば、日本では大したことないだろうが、ここでは十分にやっていける、だから、来いとは言ってくれるのです。
 でも、私は、たまに行くからいいのであって、私の暮らすところは、ある日、水戸からの帰り、車で道に迷い、その先に出てきた街が<つくば>であって、その趣が気に入り、土地を買って、家を建てたのだから、そこ以外に本拠地を置くことはないときっぱりというのです。

 街の郊外にはツインサミットのマウントツクバがあり、日本で二番目に大きい湖カスミガウラがあり、おいらはそこにある一番大きな港に船を持っているんだ。
 つくばは、風光明媚にして、かつ、最新鋭の都市システムを持つ街なんだと自慢するのです。

 キャンピングカーと、ヨットを持ち、プールも設置し、オーストラリアではさほど大きくはない四百坪あまりの敷地に平屋を建てて、のんびり暮らすヒューは、そうかとニコリと微笑むのです。

 で、今度はいつ会えると言うので、たまには、お前さんがつくばに来なさいよと言うのですが、おいらはここがいいのさと。
 だから、私もニコリと笑うのです。

 おいらのGOKUやLALAが悲しい思いをしないよう、おいらの留守中には守ってやってくれよと言うと、ベジマイトのついた親指を立てて、パンプキンブレッドを頬張るのです。





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