これじゃ〜ぁね

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西国では、未曾有の水害が発生しています。おっかない思いをしたことと思います。筑波のお山もこうして雲がかかり、二つのてっぺんが顔を見せてくれません。きっと泣いているに違いありません。


 我が宅のキッチン。
 手元を照らすタッチセンサースイッチの蛍光灯がどうやらおかしくなりました。

 点くことは点くのですが、3分少々経つとプチンと切れてしまい、あとはセンサーに手のひらをかざそうが何をしようが、うんともすんとも言わないのです。
 しょうがないなぁと放っておくと、突然、点いたりします。

 住人が歳を経れば、暮らす家のいろいろなところもいかれるのも当然だと半分自棄になっていたのです。

 早朝、仕事を始める前に、私がすることは、一杯のエスプレッソコーヒーを作ることです。
 これは何があってもしなくてはいけないことなのです。
 これがないと、すべては始まらないのですから。
 しかし、まだ眠気もあって、さらに、手元が暗く、豆を落としたり、挽いた粉をこぼしたりと散々なことになってしまっているのです。

 それもこれも、手元を明るく照らしてくれる明かりがないからなのです。

 で、システムキッチンを設置してくれたある大手家電メーカーのお客様相談係に連絡をしましたら、二十年以上経過したものだと、もう部品がない、だから、修理できないと冷たいことを言うのです。
 実に美しい声の、嫌味のない丁寧な物言いの女性が、修理担当者を派遣しても、修理ができずに、出張費だけをいただくことになると恐縮しておっしゃるのです。
 
 では、どうしたらいいのですかと尋ねますと、お近くの電気屋さんで新しい製品を買って取り付けてもらうのが一番いいのではとこれまた丁寧な言葉遣いで言います。

 心の何処かで、それはちょっと違うのではないかなぁと思いつつも、それじゃ時間を見つけて、近くの家電ショップに行こうと、機会を伺っていたのですが、仕事が忙しく、出かけて行くことができません。
 学校に勤めていたときは、なんだかんだと理由をつけて、出かけることもしていたのですが、自分で仕事をし始めると、そうもいかないのですから勝手なものです。

 これって、中身こそ違いますが、あの大手家電メーカーと同じのスタンスではないかと自分でもおかしくなってきてしまったんです。

 家電販売店に行って、あれこれ説明をするのも面倒だと思い、いっそのことアマゾンでそれに代わるものを探して見たらどうかと思ったのです。

 今の蛍光灯は修理が効かない、蛍光灯の後ろを見ると、電気工事士の免許がないとできないような配線です。だったら、この蛍光灯はそのままにしておけばいい。システムキッチンでそれなりのトータルデザインがされていて、そこに異なるものを設置しても、かえって、雰囲気が悪くなるだろうと、そう思ったのです。

 そしたら、ありました。
 しかも、長さ120センチ、幅がなんと1センチ、のカーテンレールのようなLEDのバーライトです。

 ついでに、システムキッチンがコードで粗雑にならないように、電源タップとACアダプタ専用延長コードなるもの、さらに、壁に配線を定着させる配線クリップを注文したのです。
 アマゾンから、配線クリップだけ日本郵便を使うが、別途郵送料はいただかないと連絡があり、なんと親切なんだと、そこまで客のことを思ってくれるんだとありがたく思ったのです。

 そして、翌日にはすべての品物が配送される連絡を受けて、設置する時間を二時間と多めに見て、私は待機していました。
 きっちりと予定の時間に、黒猫のマークの車が、<もの>を届けてくれました。
 おっつけ、郵便局も来るだろうと、設置に取り掛かります。

 ビスも何も使いません。LEDのライトは実に軽く、両面テープで使えなくなった蛍光灯の手前に貼り付けるだけです。
 あとは、配線をして、ものの一時間もしないうちに、我が宅のキッチンは往時の光を取り戻したのです。

 アマゾンはもちろんですが、黒猫の配送の正確さにも感心したのです。
 まず、顧客に対する奉仕があって、それがあれば、自ずと利益はついてくるという、言うなれば、『先奉後利の理念』がこの会社を飛躍的に大きくしたと言います。

 きっと、これが伸びる企業、生き残る企業の在り方なのだろうと思うのです。

 なんの根拠があって、そう言われているのかわかりませんが、学校は潰れないというので、のんきにやっている学校、危機感を感じるあまりに悪さをする学校も最近は見られますが、生徒学生を大切にしないととんでもないことになるというのを、最近の学校不祥事で見せつけられています。

 これなどは、『先利後奉』の典型だと思っているのです。

 そうそう、忘れていました。
 配線クリップが来たのは、大幅に遅れて、その日の夜でした。

 これじゃ〜ぁね。





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