こうべを垂れる稲穂のように

mncvzmnzmn343


 船っていうのは
 どんなに暑くても
 甲板が焼けるほど暑くてかなわん
 そんな風にならないのです
 塗料のおかげ
 素材のおかげ
 この夏
 港に人はまばら
 だって
 船を除いて
 どこもかしこも熱い熱い
  ……のですから




 裏道に点在する水田の稲穂がふっくらとふくらんできました。

 風をまとって、その心地よいカーブの裏道をロードバイクで疾走していますと、たくさんのすずめたちが芳しき香りを放つ稲穂の中から、私のロードバイクの疾走する軽快なる音に驚いて、一斉に飛びたっていきます。

 きっと、すずめたち、何か悪さをしていたに違いありません。

 だから、農家は、この時期、かかしをあちらこちらに、時には、カイトを繋げて田んぼの上に飛ばしているのです。

 悪さといえば、韓国政府も随分とひどいことを言います。
 加害者が盗人猛々しいと、そんなこと言われて、すまなかったと誰が思いますか。

 日本の領土に踏み込み、ここは第二次大戦でロシアのものになった島だって偉そうにいうメドなんとかという、これまたふんぞり返った男が言うのですから、嫌になってしまいます。

 さらには、尖閣に、これみよがしに政府の船を送り込んできて威嚇をするのが中国です。
 そんなことばかりしていると、お前さんたち、ろくなことにならないよって言ってやりたくなるのです。

 そんなろくでもない記事のなかに、小さくではありますが、着々と準備が進んでいるあの一件がありました。
 地鎮祭が済んだととか、儀式に使用する麻を収穫したとか、その麻で織りが始まったとか、そんな話題です。

 今年の大嘗祭で使われるコメでさえ、この国では古来からの亀卜が用いられて、決定されました。

 五月のある日、宮中でそれはなされました。
 もちろん、神事ですから、非公開です。そして東西二ヶ所の田んぼが決まったのです。その特別に選ばれた田んぼは、東が悠紀田、西が主基田と言います。
 悠紀田は栃木、主基田は京都府と定められたのです。

 この暑い夏、大切に育てられたそれぞれの田に、収穫の時期が来ますと、天皇陛下から抜穂使(ぬきほし)と呼ばれる使者が下されます。
 そして、その使者によって、斎田抜穂の儀(さいでんぬきほのぎ)が執り行われ、収穫がはじるのです。

 そんなことを悠久の歴史の中で繰り返してきたのが、日本という国なのです。
 お隣にあって、ああでもない、こうでもないとちゃちゃを入れる国にはない、まことに厳かな振る舞いの姿はであります。
 これが日本の国のありようであるのです。

 ああせいこうせいと言わなくても、圧倒的多数の日本人はその厳かな振る舞いに自然と頭を下げることができるのです。
 これが敬虔なる姿というものです。
 老若男女問わず、自然にそれができる国は、そうそうあるものではありません。

 不思議なもので、映像の世紀、その姿を見れば、いかにフィルムを加工しようが、そのありようは歴然とします。
 第一、天皇陛下は余計なことはおっしゃりません。
 だから、サイパン島でバンザイクリフに向かって、深々と一礼するそのお姿に誰もが感激をするのです。

 キリスト教も、イスラム教も、そして、仏教も、それぞれの解釈によって、さまざまな宗派、教団があって、活動をしています。
 時には、血で血を洗う戦いにも及びます。
 
 しかし、神道には、そのような派や団はありません。
 皆一様に、社にそれぞれの神を祀り、私たちは、その社のしきたりに従って参るのです。
 そんな自由なありようがあるから、日本人は折々にこうべを下げに行けるのだと思っているのです。

 稲穂も実れば、穂を、自然と垂れます。
 それを昔の人は、ひとの正しくあるその姿に例えました。

  みのるほどこうべを垂れる稲穂かなって。

 偉くなっても、組織のなかで上位にあっても、慎ましやかにあれと、訓えを諭してきたのです。

 日本の政治のトップが、口汚く相手を罵るようなことがなかったことも、国民が相手の国の旗を焼いたりふんずけたりしなっかったことも、わたしからすれば、なおいっそう、日本を罵った国の代表の姿がみすぼらしく覚えてならないのです。

 いまの時期、稲穂がその実をふくらますとき、もっともふくよかな香りが田んぼに満ちるときです。

 その香りを胸いっぱいに吸い込んで、この国に伝わる善き流れの中で、物事を捉えられるように、努力をしなくてはなるまいと覚悟をするのです。



自分らしさランキング

コメントの投稿

非公開コメント

おはようございます

おはようございます。
こちらこそいつもありがとうございます。

コメント、ありがたく読ませていただきました。
これからもよろしくおねいがします。

nkgwhiroさん、こんにちは(^^)

こんにちは、海浜幕張のFirstMESAです。
いつも、ありがとうございます。

正にその通りですよね。
そんな日本で暮らしていること、日本人であることを誇りに思います。
皆んな誇りに思っていると思いますが、それも表立って口には出さないところなども、最近益々下品で幼稚な隣国とは比べる事も無く、おくゆかしいところですよね。
プロフィール

nkgwhiro

Author:nkgwhiro
ご訪問
ありがとうございます

《8 / 18 💦 Sunday 》
 
🦅 昨日、<カクヨム>にて『まぼろしのフランクフルト中央駅』を発信しました。

 縦横無尽に 

 意識の中を駆け巡るのは 
 人の持つ感性なるもの



この世に、二つの世界があり。
それは、現実世界と仮想世界。

かつては、そんなバカなと思える仮想の世界が、詩になり、絵になり、物語になって、現実世界で堪能されていました。
今、 AIがその仮想世界を現実世界に組み込み、私たちはその境目さえも不明の中で、仮想世界で遊ぶことができるのです。

なんともややこしい時代になったものです。

しかし、仮想の世界、昔から、人間の中にある何かのスイッチに刺激を与えてきました。
想像というスイッチ、さらに進んで、創造というスイッチにも、時には、幻想に、あるいは空想のスイッチとなり、私たちを楽しませてくれたりもしているのです。

フランクフルトの革ジャン男も、我が庭の山法師の木も、そして、日本語の二人称も、すべて、私にとって、現実世界と仮想世界を行き来する契機となったものたちなのです。

下のリンク欄、一番上の<カクヨム>をクリックしてください。


【nkgwhiroの活動】

💝 <Twitter>で、『ものかき』として、朝と晩『つくばの街であれこれ』と題して、つぶやいています。 

                                            💝 <Amazon・Kindle>で書籍の販売を行なっています。 ただいま、『一日千秋ーある日ちあきと』を販売しています。値段は3ドル換算日本円になります。
 

リンク
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
フリーエリア