人類は果たして別物になったのかしら⁉︎

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空気が入れ替えられた空には、秋らしい雲がその姿を見せます。夏の空とは打って変わって、空が高く広く見えます。しばらくは、この爽快な空を楽しみ、穏やかな日々を楽しみたいと思っています。


 オーストラリアの娘からラインがありました。
 3歳になる孫が、テーブルに落書きをしたのを、私がやったと言い張って譲らないというのです。 

 確かに、孫に持っていったノート型ホワイトボードとそのインクでお絵かきを教えたことはありますが、キャップを閉めないと書けなくなることとこのホワイトボード以外に書いてはいけないことを教え、私が一緒にいるときはそれを守っていたのですが、1人になって、どうやら羽目を外してしまったようなのです。

 聞けば、風船に水を入れて、それを道に投げては爆発させて、きゃっきゃっと遊んでもいるともいうのです。

 これも確かに私が教えたことに違いありません。
 風呂に入ることを嫌がる孫に、風呂は楽しいと仕向けさせるための苦肉の策であったのです。

 でも、と私は娘の声を聞きながら思ったのです。
 それは知恵なるものがついている証ではないかと。
 
 頭のいい、カラスのような鳥は、食物のない時のために余分な木の実などの餌を葉の下に置いたり、大きな木の株の隙間に入れたりして隠すそうです。
 仮に、それを他の鳥に見られていると悟ると、隠しなおしをするといいます。

 動物でさえ、そのくらいの知恵が働くのですから、人間の子であれば、(まして、私の血筋を幾分でも引いて入れば⁉︎)そのくらいの知恵がついたっておかしくはないと思い、そのことを娘に言ったのです。
 
 つまり、3歳の孫には、ある種の能力がついているということです。
 
 このペンは、蓋を取ると、赤や青の色でものが書けること、風船を水道の蛇口に被せれば、その中に水が入れられる、という体験を私がさせたことで、知恵がついたのです。
 そして、私の教えたことを敷衍させて、自分で遊びを発展向上させているのです。
 
 テーブルの上に書かれた落書きは他愛のないものです。
 子供のいる家ではごく普通にあるもので、大いに困ったという代物ではありません。
 しかし、母親からすれば、それは困ったことに他ならないものなのです。
 大事な書類にいたずら書きをされてはとか、あるいは、赤ちゃんに何かをしでかすのではないかと心配は膨れるばかりのようです。
 
 風船爆弾は、あのケンジントン・ストリートで遊ぶ子供たちの遊びの一つにも加わっているようです。
 風船さえあれば、水はタダ同然、怪我をすることもなく、子供たちがきゃっきゃっと遊ぶ声は、ストリートに暮らす大人たちには、さほどひんしゅくを買うようなものではなかったようで、風船は大人たちから子供たちに買い与えられているようです。

 オラウンターという動物は、ネジまわしの使い方がわかるそうです。
 実験で、そのことがわかっているそうですが、さらに、飼育員がいないのを知ると、そっと檻を構成している鉄骨の留め金をねじ回しで緩め、そこから抜け出す段取りをしているというのです。

 いわゆる悪知恵が働くくらいに利口だということです。

 私の3歳の孫がしたことはきっとそれだと思ったのです。
 つまり、好き勝手に何かが書ける、そして、それはテイッシュで拭き取れば、瞬時に消えてしまう。
 書くことよりも、さっと消えることの方が面白い、だから、夢中になって書きまくり、それを消す、その繰り返しをするのです。

 しかし、それも飽きると、今度は、どこか他の場所で、それができないかを考えるのです。
 その場所が、テーブルの上であったのです。

 しかし、ホワイトボードではない、木材でできたテーブルの上に書かれて赤や青のラインは、消えるはずもありません。

 3歳の孫の脳裏には、これはちょっとまずいなという思いがあったに違いありません。
 きっと、口うるさい母親に文句を言われるに違いない。
 そして、そうなった。

 身に降る危難は払いのけなければならないというわけで、これは自分ではなく、この間までここにいたじいさんがやった、もう少し、彼の心理に入り込んで言えば、じいさんがそれをじぶんに教えたことで、やったわけだから、それは自分がしたのではなく、私がしたという理屈が働いているというのが、この3歳の孫の脳裏にあった核分裂のような爆発的発想なのです。

 一方、風船爆弾は、たまたま、シャワーを浴びながら遊んでいた際に落として、風船が割れ、そこから冷たい水が出て、暖かいシャワーのお湯と比べて、ちょっと違和感があった、それならば、それを外でやって見たら面白いのではないか、そう飛躍発展させて思ったに違いないのです。
 私は外で風船爆弾を破裂させるようなことはしていませんから、この件は、まったく彼の想像力のなせる技だっであったと言えます。

 幼児の脳内で、今、様々なことが核分裂のごとき激しさで起こっているのです。

 自分の孫を見ていると、自分たちの世代と比べて、幼児が幼児らしくない顔つき、幼児が幼児らしくない振る舞いをすることに驚いています。
 顔つきなど、生まれてすぐに、人間らしい顔つきになるのですから、きっと、人類も核分裂のように劇的変化を遂げているのかしらと思っているのです。

 それは、反対に、私たち<年寄り>にも言えます。

 おじいちゃんと言われるような年齢になっても、その風情を一向に見せることがないのですから、やはり人類は科学技術の発展、栄養医学の進歩で、ちょっと前の人類とは別物になっているのではないかと思っても仕方がないのではないかとも思うのです。

 ラインのビデオ映像に出てきた3歳の孫が私の映像を見て、こっち、おいでと言います。

 私のことを懐かしんでくれて、遊びたいと思ってくれているなら、それはそれで嬉しいことですが、まさか、ラインを通して、私がそっちに行けると思っているとしたら……、そんなことも思ってしまうのです。

 はてさて、人類は果たして本当に別物になったのかしら? と思案は続くのです。




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非公開コメント

そう感じますよね

こんにちは。

孫を見ていて、いや、電車の中の赤ちゃんを見ていても、随分と
目鼻立ちがしっかりしていて、驚きます。
私たちも、ぐっと若く、自分で言うのもおかしいですが、
若いんです。
いいことなのか、そうではないのかはわかりませんが、
そんなことを思った次第です。

それでは失礼します。

No title

こんにちは!
何か変化が起きていることは間違いなさそうに思えます。
若い男女のスタイルの良さ。背も高くなり顔の形も違って来ています。
細く鼻が高く、目も大きくなっています。昔は猪首の男性が多かったですが、今は細く長い方が増えています。
幼児も幼児なりの世界が広がっていますね。
老若男女の行動も昔と比べ範囲が広がっていますね。
思考も多様です。
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nkgwhiro

Author:nkgwhiro
ご訪問
ありがとうございます。

《10/21 Saturday》

‼️昨日、<Puboo!><Facebook>で、新しい作品を公開しました。‼️

❣️<Puboo!>にて、『だから、朝は素晴らしいんだ』を発信しました。ぜひ、お読みください。

❣️<Facebook>で、『Mermaid beach at Gold Coast. - The forcing look blows and is no swimming allowed on this day. I was walking a beach. When I try to take a picture of a no swimming allowed flag's trailing along in a wind, one man has begun to come near the field and take a picture of the skyscraper group. That makes a picture.
美人鱼海滨於黄金海岸。- 强的风吹,这天是游泳禁止。我,走着在海滨。我,预先打算拍下来游泳禁止的旗在风上密布的话,一人的男人为田地的荞麦面来,开始拍高层群的照片。那个如画。』を公開しました。

❣️<Twitter>では、『ものかき』と銘打って、朝と晩『つくばの街であれこれ』の更新情報をつぶやいています。朝は、その日の記事について、晩は、明日の記事についてのつぶやきです。

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