伏せよ、頭を抱えよ、そして、逃げよ!

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毎日、これに向かって、作業をしています。高級な万年筆でもなく、ましてや、硯に筆でもありません。いや、それらは高級とは言えないまでもあるのです。でも、この指先で頭に浮かぶことを打ち込んでいく方法が一番しっくりといくのです。


 国内では、よほどのことのない限り、命のやり取りをする争いがないニッポン。
 まことに平和なニッポンではあります。

 本物の銃の一発も撃ったことのない人々や、武器なるものを家に所有しない人が、何千万と暮らす国でもあります。
 相手をむやみやたらと信じ、非がなくても、ことをおさめるために頭を下げてしまう国、それがニッポンという国なのです。

 以前、カナダのバンクーバーから、陸路、バスを使って、国境を越えて、アメリカのシアトルまで移動をしたことがあります。
 カナダからアメリカに入ると、車線も増え、道幅も広くなったことに気がつき、アメリカとカナダ、似たような国ですが、明らかに国が違ったことを実感をしたことがあります。

 それ以上に、国境で業務にあたる警備員の腰にぶら下がっている拳銃に、国の違いを感じた覚えがあるのです。

 カナダ側ではさほど気にならなかった腰の拳銃が、アメリカ側に入った途端、それが銀色に輝き、大きくなっていたのです。
 日本の警察官の拳銃は、革ケースに収まり、拳銃本体は見えないようになっています。
 カナダでの警察官や国境警備隊がどうであったかは記憶がないので、きっと、日本とまでは言わないまでも、違和感を持つことのないレベルであったのではないかと思います。

 しかし、アメリカではそうではなかったのです。

 カナダとアメリカの国境警備において、あのような大きな銀色をした拳銃が必要なのだろうか、また、なんのためにそれを抜き身で腰に下げているのかなどと思ったのです。

 ソウルの国際空港では、2人一組でパトロールする警察官、いや、もしかしたら軍人かもしれませんが、二人とも同じようなサングラスをかけて、自動小銃を胸に抱えて歩いていたことにも驚きましたが、この時のアメリカ官警の拳銃の輝きには心底驚いたのです。

 そして、シアトルで昼食のために用意されたレストランでは、入り口の分厚いガラス扉に円形状にヒビが入ったあとがありました。
 明らかに銃弾が当たったあとと、それはわかるものでした。

 以来、私は、海外に行く時に、爆発音がしたら、たとえそれが花火の破裂音であっても、走っている車のタイヤがパンクした音であっても、身を伏せるよう心づもりをすることを常としていたのです。

 銃などの武器携行が厳しい、ロンドンの街中でも、フランクフルトの路上でも、常に警戒心を怠らないようにしていたのです。

 さすが、ロンドンのビックベンが間近に見える橋の上で、子供が持っていた風船が破裂した時に、そして、多くの人が行き交う中で、橋の上で伏せることはしませんでしが、その動作態勢に入ったことは事実です。

 私の心づもりでは、伏せたら、次に、頭をかかえるという段取りになっています。

 それが命を守る上で、最も大切な動作です。
 銃を撃つ人間というのは、頭を狙うからです。
 大きく、時に小刻みに動く頭は、本能的に銃を撃つ人間には魅力的なものなのです。

 銃を撃つ際、その機能からして、未来永劫打ち続けるということはあり得ないことです。
 弾切れがあり、銃身が熱を帯び、撃つ本人の手のひらにもその熱がつたわり、撃ちにくくなるのです。
 それが、次に行動を起こすチャンスです。

 その場から身を低くして逃げるのです。
 もちろん、伏せて、頭を抱えているときに、安全な方向を心づもりしておかねばなりません。

 でも、実際には、このような経験がこれまでないことは幸いなことです。 

 この夏、オーストラリアでチョイ住みをしました。
 オーストラリアは銃に関してはまったく問題のない国だと思っていましたが、つい先日、CNNを見てましたら、違法な銃器を引き渡せば免罪すると報知され、5万丁の銃器が回収されたという記事を見ました。

 私がオーストラリアは安全だと思っていたのは、どうやら、不確かな情報に基づく誤った判断であったようです。

 1996年のことです。
 タスマニア州のポート・アーサーで銃乱射事件が発生しました。
 私の記憶でもうっすらとある程度ですが、記事では、この事件で35人が、銃で、殺害されました。

 記憶にある事件では、数年前、シドニーで人質をとって、カフェに立て籠もったという事件がありました。
 この時も、犯人は銃を持っていたはずです。
 今年は、メルボルンで銃撃事件があり、ゴールドコーストに暮らす娘に、街に出た時、爆発音があったら、伏せて、頭を抱えて、爆発音が途絶えたら、一目散に逃げろと話をし、何を言っているのと、笑われたことがありました。

 確かに、娘たちの行動する範囲で、そのような物騒な騒ぎを起こすような場所はありませんが、何が起こるのかわからないのが自然の摂理です。
 CNNの記事にあるように、アメリカのラスベガスでの事件が起きないように、オーストラリア政府が動いたことは当然すぎるといえば当然のことなのです。

 なんでも、回収された武器の中には、拳銃や自動小銃に、それに、ロケット弾発射装置まであったというから驚きです。
 今回、家庭に隠匿してあった武器を出さずに、違法な武器所有が咎められれば、罰金28万ドルと禁錮14年が科せられるというわけですから、きっと多くのオージーが隠匿武器を提出したものと思われます。

 しかし、日本には武器と呼ばれるものがありません。

 文化財の日本刀、それに、警察から認められてスポーツとして銃を保有する人がわずかにいますから、そのくらいが武器です。
 あと、包丁にカッター、最近はスコップもプラスチック製になっていますから、棍棒などもあまり役立たないわけです。

 他国から侵略され、侵略軍に立ち向かうとき、私たちはどうやら、伝家の宝刀、<竹槍>で戦うしか方法がないようです。

 仮に、最新の自動小銃をもらっても、扱い方はもちろん、撃ち方も知りませんから、宝の持ち腐れになるかもしれません。
 それでも、無辜の民を殺害する銃器が野放しになるよりはいいのではないかと思うのです。
 それが、先住の民を駆逐して、国を作ってきたアメリカと日本の違いでもあると思うのです。

 ミサイルが、原爆がと、身につまされるニュースが報じられる昨今、私たちは武器を扱う専門集団の卓越した技量に期待し、私たちは国を愛し、故郷を懐かしむ気持ちを旺盛に持っていく必要があると思っているのです。




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私の母も機銃掃射の経験があると言っていました


こんばんは。
私の母は葛飾の四つ木で生まれましたが、平塚にある母の母の実家に養女に出されていました。
何かの用事で東海道線に乗り、その際、機銃掃射にあったそうです。
グラマンって言っていました。
東京大空襲の数日後には、四つ木に戻っていて、亀有にお使いに出て、焦げた人の遺体をスコップでリアカーに乗せる姿も見たそうです。
ひと世代前の人たちは、大変な経験をしてきましたね。

No title

こんにちは! 話はチョッと逸れますが、あの敗戦の少し前、私は急降下して来たアメリカのP51艦載機に狙われ、急いで道路の側溝に身を伏せ、難を逃れました。自分の脇1mほどの所を弾が飛んで行きました。恐ろしい経験です。
それと7月には艦砲射撃に見舞われ、これも必死で防空壕に入り難を逃れました。頭上で炸裂する弾丸の凄まじさ、破片は大きな塊になって庭に落ちて来ます。当たれば即死です。
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《10/21 Saturday》

‼️昨日、<Puboo!><Facebook>で、新しい作品を公開しました。‼️

❣️<Puboo!>にて、『だから、朝は素晴らしいんだ』を発信しました。ぜひ、お読みください。

❣️<Facebook>で、『Mermaid beach at Gold Coast. - The forcing look blows and is no swimming allowed on this day. I was walking a beach. When I try to take a picture of a no swimming allowed flag's trailing along in a wind, one man has begun to come near the field and take a picture of the skyscraper group. That makes a picture.
美人鱼海滨於黄金海岸。- 强的风吹,这天是游泳禁止。我,走着在海滨。我,预先打算拍下来游泳禁止的旗在风上密布的话,一人的男人为田地的荞麦面来,开始拍高层群的照片。那个如画。』を公開しました。

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